夏のきものの気配り(至凡氏きものばなし)

夏のきものは、夏大島であろうと、小千谷縮みであろうと、また紗であろうと、着ている当人に決して涼しいものではない。

当人の涼しさではなく、傍目の涼しさを着たのである。
傍目に涼感を供することに、夏のきもののよさがある。

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